薬剤師国家試験対策 (生物問題演習)

問題.以下の記述のうち、正しいものを2つ選べ。

  1. 腫瘍関連抗原(TAA)は、腫瘍細胞や正常細胞での発現が確認されている。
  2. TGF-βは、細胞障害性T細胞を抑制する。
  3. 腫瘍特異抗原(TSA)の発現は腫瘍細胞に比較的限定されている。
  4. 一般に腫瘍細胞は通常よりもMHCクラスⅠ分子が過剰に発現していることが多い。
  5. TGF-βは免疫応答促進性サイトカインである。

 

{解答}1.2

腫瘍関連抗原(TAA)は、その発現が比較的腫瘍細胞に限定されるが、正常細胞に発現しないわけではない。腫瘍特異抗原(TSA)は腫瘍細胞のみに発現している。

トランスフォーミング増殖因子β(TGF-β)は免疫応答抑制性サイトカインである。

  1. ×

発現が腫瘍細胞に比較的限定されているのではなく、腫瘍細胞のみに発現している抗原である。

  1. ×

腫瘍細胞はMHCクラスⅠ分子の発現が低いことがある。

  1. ×

TGF-βは、免疫応答抑制性サイトカインである。

これは、細胞障害性T細胞を抑制する。

薬剤師国家試験対策 (生物問題演習)

問題.感覚系に関する以下の記述のうち正しいものを1つ選べ。

 

  1. 網膜の錐体にはロドプシンと呼ばれる色素が存在し、光の照射によってこの色素が退色するとまぶしさを感じる。
  2. 角膜は、血管や神経線維を欠く透明な組織であり、外界の像を眼内に取り入れる機能を持つ。
  3. 網膜に存在する視細胞は桿体と錐体からなり、そのうち桿体は色覚の働きは持たない。
  4. 耳は、外耳・中耳・内耳に区分され、このうち外耳と中耳は聴覚と平衡感覚を担う。
  5. 眼球における水晶体は、外界の像を網膜に結合させる能力を持ち、その屈折力は不変である。

 

{解答} 

  1. ×

網膜の桿体にはロドプシンと呼ばれる色素が存在し、これが光照射によって退色するとまぶしさを感じる。

  1. ×

角膜は血管を欠く透明な組織であり、外界の像を眼内に取り入れる機能を持つ。また、角膜には神経線維が豊富に分布している。三叉神経第1枝の眼神経が密に分布し角膜反射に関与する。

  1. ×

外耳と中耳は聴覚のみを担っている。聴覚と平衡感覚を担っているのは内耳である。

  1. × 

水晶体の屈折力は可変である。近くのものを見るとき水晶体は膨らみ、焦点を合わせる。

薬剤師国家試験対策 (生物問題演習)

問題.神経系に関する以下の記述のうち誤っているものを2つ選べ。

 

  1. 脊髄の白質は、縦走する有髄神経線維からなり前索、後索、側索からなる脊髄索をつくる。
  2. 神経系は、末梢神経とこれより発して全身に分布する中枢神経の2系統より構成されている。
  3. 運動性言語中枢が障害を受けると、ヒトの話や文書の理解が困難となる。
  4. 中枢神経系よりも末梢神経系の方が軸索の再生は容易である。
  5. 呼吸調節中枢の興奮により、延髄の呼吸中枢のうち吸息中枢が抑制される。

 

{解答}2.3

  1. × 

神経系は中枢神経とこれより発して全身に分布する末梢神   経の2系統より構成される。

  1. × 

ヒトの話や文書の理解は正常である。運動性言語中枢が障害を受けた場合、自発的に話すことができなくなる。

  1. ○ 

シュワン細胞は末梢神経系に存在する。この細胞は軸索の再生に関わるため、中枢神経系と末梢神経系を比較した際、末梢神経系の方が軸索の再生は容易である。